CODES提携10周年記念 理事長・校長来日基調講演 その5
以下、1月28日記事より続き
しかし、フランスでも、病院にソシオエステティックが取り入られるまでには時間がかかりました。
認められた背景には患者さんの声があります。患者さんの団体が、ソシオエステティックを受けた後にどれだけ癒されたか、どれだけ自分たち患者にとって必要なものであるかをアピールしたのです。
1990年代になると、世界中で多くのソシオエステティック業界関係者が活動し、ソシオエステティックが広く取り入れられるようになりました。2003年以降は、フランスのソシオエステティックの施術は様々な分野で証明されています。その1つが「サポーティブケア(※)」
です。続く...
※サポーティブ・ケア
がんに対する積極的な治療(抗がん剤など)は行わず、症状を和らげる治療に徹すること。効果的な治療が残されていない場合や、患者の希望に応じて、身体的な苦痛や治療の副作用を軽減したり、QOLを高めることを目的にした医療行為を行う。
以上、日本エステティック協会会報誌2014年11月号より参照。